医者なのに生活保護申請

こんばんは、救急科医師の久津(くづ)です( ̄▽ ̄)

50歳過ぎのうちの救急科の部長と働いているとき、ちょうど同年代の男性で、言動がおかしくなった、という人が救急車で運ばれてきた。

いろいろ調べると、若い頃から生活保護受給者で、働かずに朝から飲み、まともな食事をしていないことが分かった。それが原因でビタミン不足になったのであろう。

救急科医 くづ

なにも義務を課さずにお金だけ与えると、結局その人をダメにしてしまいますよね・・・
今はbasic incomeなんて議論も進んでいるみたいだけどね。そういえば俺も昔生活保護申請したことあるよ。

部長 藤堂

救急科医 くづ

・・・え?
俺らの頃は研修医の給料が月2万円とかだったんだよ。上の先生にご飯に連れて行ってもらうか、患者さんから貰ったお菓子で食つなぐしかなかった。働いても働いても本当に食べていけなかったんだ。

部長 藤堂

救急科医 くづ

それで申請は通ったんですか?
窓口の時点で突っぱねられたよ。ひどいよなぁ。俺らは少なくともあの患者さんよりはよほど保護してもらう価値があったと思うけどな。

部長 藤堂


なるほど部長の言うことはもっともだ。だが医者でありながら生活保護申請するほどの発想力と行動力をもった人は、やはり保護するまでもないのではないかと思った久津なのでした。