自分の足をワサビ漬けにした男

こんばんは、救急科医師の久津(くづ)です( ̄▽ ̄)

痛風持ちの70台男性が、足が痛くて歩けなくなった、といって救急車で運ばれてきた。研修医の露木が診察をして、状況を久津に報告してくる。

救急科医 くづ

どうだった?やっぱり痛風だったか?
いえ、それが・・・

研修医 露木


露木の表情に不安を覚える。痛風を発症した関節に、化膿性関節炎という緊急手術が必要な病気が発症することが稀にあるのだ。

 

すばやく診察室に入って問題の足を見てみる。化膿性関節炎とは違うが、足全体が赤く腫れて、ところどころ水ぶくれになっている。そしてツンとしたなんとも言えない匂い。

そっと診察室を出て露木に問いただす。

救急科医 くづ

あれはなんだ?
ワサビです。

研修医 露木


ワサビとは変わった病名だ。初めて聞いた。

救急科医 くづ

というと?
いつも痛風が痛みだすと、患部にワサビを塗っていらっしゃったそうです。すると次第に水ぶくれができてきて、それが破れると痛みが取れるそうです。

研修医 露木

救急科医 くづ

そうか。今回も同じようにしたわけだな?
いえ、今回はそれで治らず、さらに破けた水ぶくれのところに生姜を塗り込んだそうです。

研修医 露木

救急科医 くづ

それってお前流の冗談だったりする?
いえ、ちゃんと問診しました。

研修医 露木

救急科医 くづ

だよね。

破けた水ぶくれに生姜を塗り込めば感染の一つでもするであろう。おじいさんは入念に足を洗われて、抗生物質をたっぷり処方されて帰った行った。

みなさんもよく分からない民間療法を思いたら、まずはツイッターで呟いてみてください。炎上しなかったら試してみてもいいです。

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