15世紀生まれの患者

こんばんは、救急科医師の久津(くづ)です( ̄▽ ̄)

80代のおばあちゃんが、意識が朦朧(もうろう)としている、といって救急車で運ばれてきた。研修医の露木が診察に取り掛かる。

こんにちは。意識が朦朧としているということでご家族の方が救急車を呼ばれたそうですね。いくつか簡単な質問をさせてください。

研修医 露木

はい・・・

おばあちゃん

お名前をフルネームでおっしゃってください。

研修医 露木

○○××です。

おばあちゃん

ありがとうございます。生年月日も教えていただけますか?

研修医 露木

1467年・・・

おばあちゃん

えっっ??すいません、もう一度お願いいたします。

研修医 露木

1467年8月23日・・・

おばあちゃん

・・・ありがとうございます。大変参考になりました。

研修医 露木

 

診察が終わって戻ってきた露木に久津が質問する。

救急科医 くづ

それで何が大変参考になったんだ?
はい。まさに戦国時代の頃ですから、お若いときは大変なご苦労をされてきたということが分かりました。

研修医 露木

救急科医 くづ

・・・
というのは冗談です。やはりこの意識障害は、普段からある認知症では説明がつかないということが分かりました。

研修医 露木

救急科医 くづ

お前も冗談とか言うのね。
はい、たまにですけど。

研修医 露木


大変ご苦労をされてきたおばあちゃんは、露木によって丁重に検査され、肺炎で意識が朦朧としていることが判明し、無事入院していきましたとさ。